黒猫の音楽くらぶ

音楽を聴くことが大好きな医学生。音楽以外に日常の話とかもするかも。

このブログについて。

はじめまして!かものはしです!数多あるウェブサイトの中からこのページを読んでくださっていることにまずは感謝。

 

簡単な自己紹介をしておくと、東京生まれ東京育ちの純正東京民で、今も都内の大学に通う大学生です。理系なので結構分析好きかも。

 

趣味は結構色々ありますが、主な趣味は休日にのんびりアニメを観ることと、洋楽とアニソンを漁ることです。甘いものが好きで、良さげなカフェをネットで探しては行ってそこでのんびり過ごしてます。

 

「洋楽とアニソンが好き」っていうのを両立してる人は意外と回りにいないような気がしていますが、ジャンルにとらわれず色々いい音楽を聴いてみたいっていう自分の中の性格が表れているのかな、と思ってます。そういう自分の背景を活かして「本当にオススメ出来る楽曲」を自分なりに紹介していきたいです。

 

「色々な方とお話したり関わってみたりしたい」というのがこのブログを立ち上げた大きな目的の1つなので、どんな内容のコメントも大歓迎です!もし「こんな内容の記事が読みたい」などご要望がありましたらそれにもぜひお答えしたいと思っています!

 

ご連絡、ご要望などはお気軽にutmusiclab@gmail.comまでお願いします!

 

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ではでは。

 

天気の子の主題歌「グランドエスケープ」は最高の映画音楽。

※映画の内容自体のネタバレは避けて記事を書きましたので、未視聴の方も安心してお読みいただければ幸いです。

 

こんにちは。かものはしです。

先日、今話題の映画「天気の子」を観に行ってきました。新海誠の前作「君の名は」はまだ観ていないので比較はできないものの、個人的にはあまり終わった後にモヤモヤが残るタイプの映画ではなくかなり好みでした。

 

そんな映画「天気の子」ですが、圧倒的に良かったのは主題歌の一つである「グランドエスケープ」が流れるクライマックス。楽曲による場面の盛り上げ方がこれまで観てきた映画の中では頭一つ抜けています。ちなみに、楽曲自体は以下の予告編の前半部分で部分的に聴くことができるのでぜひ。

www.youtube.com

サウンドトラックへは以下のリンクをどうぞ。

天気の子 - RADWIMPS

 

そんなわけでクライマックスを観るためだけにあと5回くらいは劇場に行ってもいいかなと思わせてくれる映画でしたが、ここからは楽曲自体の魅力をもう少し掘り下げて行きたいと思います。かものはしが注目すべきだと思った点は大きく3つ。

 

①楽曲に新たな色を与えた三浦透子の歌声

「君の名は」でも新海誠とタッグを組んでいたRADWIMPSですが、本楽曲ではこれまでで初めて外部からボーカルを起用しています。「前作とは違うことがやりたかった」ということで迎えられた三浦透子ですが、どこまでも透き通りかつどこか神秘的な雰囲気を纏った歌声は、この楽曲最大の魅力でもあるサビでのワクワク感、開放感を表現するのに非常に効果的だったと思います。

 

②よく練られたサビへの道筋

 

何度も聴いていると、静かな滑り出しから川の流れのようにピッチを上げていく電子音、紡ぐような歌い出しからのコーラス、だんだん増えていく音の数などサビの盛り上がりを最高潮にする工夫が随所に散りばめられていることがわかります。サビの入りのクラップは楽曲の場面転換をよく表現しており、劇中でも場面を強く印象付ける働きを十二分に果たしていました。

 

 

③明日へ前向きになれる歌詞

ここまで構成サウンドの素晴らしさについて書いてきましたが、歌詞の内容もそれに見合ったものになっています。映画を観ていなくても「とにかく踏み出せ」という力強いメッセージを受け取ることができると思いますが、本編を観たあなたにとっては映画の内容と結びつく表現が随所に見られ、より一層味わい深く思い入れのある一曲になるのではないでしょうか。

歌詞は以下に掲載しておきます。

 

空飛ぶ羽根と引き換えに 繋ぎ合う手を選んだ僕ら
それでも空に魅せられて 夢を重ねるのは罪か?

夏は秋の背中を見て その顔を思い浮かべる
憧れなのか、恋なのか 叶わぬと知っていながら

重力が眠りにつく 1000年に一度の今日
太陽の死角に立ち 僕らこの星を出よう

彼が目を覚ました時 連れ戻せない場所へ
せーので大地を蹴って ここではない星へ

行こう

もう少しで運命の向こう もう少しで文明の向こう
もう少しで運命の向こう もう少しで

夢に僕らで帆を張って 来るべき日のために夜を超え
いざ期待だけ満タンで あとはどうにかなるさと 肩を組んだ

怖くないわけない でも止まんない
ピンチの先回りしたって 僕らじゃしょうがない
僕らの恋が言う 声が言う

行けと言う

 

以上、いかがだったでしょうか。

まだ映画を観ていない方へは

「とりあえず本ページの予告編を観て、美麗な作画や音楽に少しでも惹かれたら劇場へ!」

ということだけお伝えしておきたいです笑。

 

映画を観た方は

「本楽曲と映画との相性が最高だった!」

というかものはしの意見に賛同してくださる方も多いのでは。そういう皆さんとぜひお話ししてみたいと思ってますので、コメントなどお気軽に残していただけると嬉しいです。また皆さまにお会いできますように。

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アルバム「天気の子」のジャケ写。ところで英題は"Weathering with you"となっていますが、この英題がもつ意味合いについて近く記事を書きたいと思ってたりします。

はじめてボカロを聴く方へ。オススメのカッコいいボカロ5選!

こんにちは!かものはしです。

 

今回は普段アニソンや洋楽をメインで聴いているかものはしが「普段あまりボカロ聴かないかな…」というみなさんに自信を持ってご紹介できるボカロ楽曲を5曲選んでみました。ボカロと言えば「歌詞が難しそうでよくわからん」「なんとなく機械の歌声に抵抗がある」という方も多いかとは思いますが、普段別ジャンルを聴く立場として聴きやすい、もう一度聴きたくなるであろう曲を選んでみたつもりです。

それでは、どうぞ!

 

DAYBREAK FRONTLINE / Orangestar

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 「アスノヨゾラ哨戒班」でお馴染みのOrangestarによる一曲。ひたすら前を向いて走っていこうという力強いメッセージと、疾走感や開放感抜群のサウンドが合わさったすごく贅沢な曲だと思います。純粋にすごく前向きになれる曲で、まさにタイトルやイラストのように朝日に向かってどこまでも走って行きたくなる、そんな一曲です。ちなみに、かものはしはランニング中に必ず聴いて元気を出しています笑

 

About me / 蝶々P

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 美しいピアノの旋律が耳に残る一曲。とにかくピアノがかっこよく、間奏でのダイナミックなピアノソロはボカロに興味のない方にもぜひ聴いてもらいたいレベル。ボカロにしては珍しく大部分が英語で歌われている楽曲でもあります。亡くなってしまった恋人へ向けたメッセージソングという立場で書かれた楽曲で、一度聴けば聴く人によって解釈が違ってくるであろう悲しい歌詞の内容が、余韻となって長く残るでしょう。

 

ECHO / CrusherP

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 緊張感のある重低音と全編英語のボーカルが印象的な一曲。CrusherPは海外のボカロPさんですが、この楽曲はミリオン再生も達成しており日本のボカロリスナーの支持の厚さが伺えます。歌詞の内容は「鏡の中の残響に立ち向かう」「自分の家を燃やしてしまおう」などと狂気的かつ内省的なものに仕上がっていますが、英語がわからなくても聴いているだけで歌い手の精神的に切迫した様子はひしひしと伝わってくるのでは。

 

ヒビカセ / REOL

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 EDMのように電子音をふんだんに用いたノリノリのメロディーが特徴的な一曲。テンポの良いボーカルやサビのメロディ運びなど、「もう一度聴きたい!」と思える要素がたくさん詰まった中毒性抜群の楽曲だと思います。ここで紹介しているビデオはReolさん自ら歌われているバージョンですが、結構ボカロソフトに近い声で他の楽曲も聴きたくなってしまいました。初音ミクオリジナルのバージョンはニコ動にあるので、ご興味があればぜひお探しください。

 

頓珍漢の宴 / ピノキオピー

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 最後は少し変わり種を。ハチャメチャな宴会の様子が歌詞やビデオで面白おかしく表現されており、聴いていて楽しくなってくる楽曲です。サビはひたすら四字熟語の羅列になっており一見意味不明なパートではあるものの、それぞれの意味を考えるとやはり宴会のカオスな状態を表しているのだろうと思います。全体にネタ曲の印象は強いものの、ウィットに富んだ歌詞となんとなくまた聴きたくなる中毒性はさすが大物ボカロPのピノキオピーだと思います。騙されたと思ってぜひ一度聴いてみてほしい一曲。

 

以上5曲、いかがだったでしょうか。もしご興味の湧いた楽曲があったら、ぜひ関連動画や同じボカロPさんが作曲されている楽曲から、ボカロの世界を広げていってもらえたら嬉しいです。

 

今回は珍しくボカロについての記事を描いてみましたが、普段はこういった記事を書いているので、よかったらぜひ。

utmusiclab.hatenablog.com

  

utmusiclab.hatenablog.com

 

 

 

2019年春アニメ おすすめアニソンランキング!

こんにちは!かものはしです!

 

今回は数ある2019年春アニメのOP, EDからかものはしが自信を持ってオススメできる5曲を独断と偏見に基づいたランキング形式でご紹介します!今回のランキングはなかなか実力派揃いだと思っていますので、期待してくださって大丈夫ですよ〜

それでは、どうぞ!

 

Kiss Me / キャロル&チューズデイ(Vo.Nai BrXX&Celeina Ann)

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4月から2クールかけて放送されているアニメ「キャロル&チューズデイ」の1期OP。「世界のどこに持っていっても通じる音楽にしたい」という願いを込めて、本作に用いられている歌は全て英語の歌詞で書かれていることのことで、強いこだわりを感じます。この曲の作詞作曲は全て、今勢いに乗るバンドNulbarichが担当されているとのこと。かものはしも大好きなバンドなので、この曲の「カフェで流れてそうなオシャレな感じ(伝わるかな?笑)」に惹かれた方は下のアルバムも必聴です。

 

闇夜/Eve

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 1月から放送していたアニメ「どろろ」の2期ED。前期も女王蜂の「火炎」がランクインしたように、本作はOP,EDのレベルがどれも高かったように思います。個人的に、Eveの歌声は無機質に聞こえながらも聴く人に何かを訴えかけてくる印象を持っていますが、本楽曲もこれまでのEveの楽曲にはあまりないスローテンポな曲調ながらその印象は地続きであるような気がします。単体で聴いてもこれまでのEveの楽曲とは一味違った雰囲気を纏う曲として素晴らしいと思いますが、アニメの世界観と合わせて聴くとさらに味わい深くなるでしょう。MVの美麗なアニメーションもその世界観に通じるものがあり、一見の価値あり。

 

Over me/ロザリーナ

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アニメ「からくりサーカス」の3期OP。前期のランキング1位「マリオネット」も担当されたロザリーナが歌う一曲で、派手かつ豪華なエレクトロニックサウンドが特徴的です。ロザリーナの耳に残る歌声、テンポの速さに負けない歌唱力もさることながら、バックのメロディーの組み立ての緻密さは前作同様見事なものだと思います。タイトルの"Over me"は英語表現としては存在しないものの、「自分を超える、打ち勝つ」といった意味合いが込められているのでしょう。

 

答 / 阿部真央

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アニメ「消滅都市」のOP。10年以上活動されていながら、本楽曲がかものはしにとってはお恥ずかしいことに初めて聴いた阿部真央の曲になったものの、やや硬質でカッコいい低音ボーカルとロックサウンドに魅せられて本ランキング堂々の2位とさせていただきました。誰が聴いてもわかりやすくカッコいいと思っていただけるであろうクールなロックチューンだと思います。カラオケとかで歌いたくなるかも。

 

紅蓮華/LiSA

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 1位はベタながらこちらの楽曲。アニメ「鬼滅の刃」のOPで、アニソン界の女王LiSAが手がける一曲です。まさに「王道」とでもいうべき前向きな歌詞と力強いサウンドが魅力的な楽曲ですが、聴いていると圧倒的な熱量、アツさをビシバシと感じて元気が湧いてくる一曲だと思います。実はEDの"from the edge"もLiSAが担当されていますが、こちらは元Kalafinaの梶浦由紀さんが作曲を手がけていることもあってややダークな仕上がり。Billboard Hot Animationでは米津玄師の「海の幽霊」を抑えて1位に輝いた週もあるなど、実力の光る楽曲だと思います。

 

以上5曲、いかがだったでしょうか。そろそろ2019年夏アニメのOP, EDのシングルも解禁されつつあるので、ぼちぼちチェックしていきたいですね。

 

それでは本日はこの辺で。また遊びに来てくださいね〜

 

 前期のランキングはこちらから。

utmusiclab.hatenablog.com

 

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本日のサムネは"TVアニメ「キャロル&チューズデイ」VOCAL COLLECTION Vol.1"より。実は"Kiss Me"がこちらに収録されているわけではありませんが、オシャレな楽曲揃いですのでサントラもぜひ。



 

ポップスの新星Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の2ndアルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」 全曲レビュー!【後編】

 

こんばんは!かものはしです。

みなさんGWはいかがお過ごしですか?かものはしは昨日まで金沢旅行に出かけてました。お寿司で5000円飛ばしたのがいい思い出です笑

 

前回から10日ほどぶりの投稿となってしまいましたが、なんとかアルバムレビューの後編も書きあがりました!ぜひ目を通していただければ。

 

前回の記事はこちらから。 

utmusiclab.hatenablog.com

 

それでは後編(8〜14)のレビューもどうぞ! 

8.8

アルバムの8番目に収録されているということで、タイトルも8。出だしの赤ちゃん?のような歌声がやや不気味なこの曲、歌詞はBillieに傷つけられた人がBillieに向けて述べるという形式になっているとのことですが、その内容はなかなか抽象的でつかみどころのない印象です。(2.0/5.0)


9.my strange addiction

「あなたに依存している」と繰り返すラブソング。特徴的な低音のビートがキャッチーな魅力を加えていて、何度でも聴きたくなるような一曲に仕上がっていると思います。かなりお気に入り。(4.0/5.0)


10.bury a friend

「友人を埋める」という何ともインパクトの強いタイトルですが、ここで言う「友人」とは自分の中に潜むモンスター(欲望や弱さ)のことを指しているようです。おどろおどろしいメロディーに時折金切り声なども混じる緊張感のある曲調と、葛藤を表現した内容の深い歌詞との融合をぜひ味わってみて下さい。個人的には時々入る男性のドスの効いた呟きも大好き。(4.0/5.0)

 

11.ilomilo

跳ねるようなサウンドが印象的なこの楽曲、タイトルの「ilomilo」は離れ離れになってしまったキャラクターのilomiloを再開させるゲームから取られており、ゲームの内容を踏まえて愛する人と離れ離れになってしまうことへの恐れが歌われています。(3.0/5.0)


12.listen before i go

静かなピアノとボーカルだけが響く静かな曲。ラストの"Sorry"からの微かなサイレンの音が不吉な想像を掻き立てます。(2.0/5.0)


13.i love you

前曲に引き続き静かに思いが語られる楽曲。実は本アルバムの中では最長(4:52)のこの曲、タイトルの通り「あなたを愛している」けれども相手は私に対して真剣ではないという苦悩がバラード調に歌われています。(2.5/5.0)


14.goodbye

本アルバムの13,12,11...,2の楽曲から、この順番で1フレーズずつを抜き出して貼り合わせた形式の楽曲。特に意味に繋がりがあるわけでもなく、意図がわからない不気味さを感じさせながらアルバム全体を締めくくっています。(2.0/5.0)

 

いかがだったでしょうか。個人的にはここ一年で一番繰り返し聴いた思い入れのあるアルバムのレビューができて嬉しかったです。またこれからもちょくちょくやっていきたいと同時に、最近アルバムレビューが多いので他の記事も書きたいなぁと。時間が足りん…

 

ここまで読んでくださり、誠にありがとうございました!これからもどうぞよろしくです。

 

ではでは。

ポップスの新星Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の2ndアルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」 全曲レビュー!【前編】

こんにちは!かものはしです!

やはり大学が忙しくて週一くらいでしかブログが更新できない日々が続いています。これからも細々とではありますが続けていきたいと思っているので、ぜひこれからもお時間のある時にはお立ち寄りを。

 

さて、今回はが大注目のポップシンガーBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の2ndアルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」に収録されている楽曲を一曲ずつレビューしていきたいと思います!ジャケットはなかなかホラーな雰囲気を醸し出しているものの、楽曲自体は「怖い」わけではないです笑。

 

「全く新しいタイプのポップスター」と呼ばれるBillie Eilishの特徴である凄みのあるダークな曲調や、内容の深い歌詞を17歳とは思えない器量で歌いこなす表現力を存分に味わえる一枚ですので、未試聴の方はぜひこちらから聴いてみてください!下の方にはかものはしの独断と偏見に基づいた採点もしてあるのでよかったらそちらもご参考に。(平均2.5点、5.0満点。)

 

それでは、どうぞ!

1.!!!!!!!

響きわたる高笑い。わずか14秒のイントロですが、Canadian Hot100ではアルバム自体の圧倒的人気から79位にランクイン。歴代で最も短い楽曲として同チャートに名前を刻んでいます。(-/5.0)


2.bad guy

今のところアルバム1番人気はこの曲。曲全体を通して響く重低音およびフックのメロディーと共に、ラストの危機的な曲調変化がこの曲を強く特徴づけるポイントの1つだと思います。彼氏に暴力を受けながらも関係性の主導権は自分にあり、"bad guy"は自分であると歌われています。(3.5/5.0)


3.xanny

エフェクトがたっぷりかかったコーラスパートが耳につく一曲。タイトルのxanny(ザニー)は薬物xanax(ザナックス)に由来しており、曲中では「私にxannyはいらない」とキッパリ薬物を拒絶しています。(3.0/5.0)


4.you should see me in a crown

本作におけるかものはしのイチオシはこちら。タイトルは「王冠を被った私を見るべきよ」とでも訳せば良いでしょうか。コーラスではこのタイトルがまとわりつくような重低音と共に歌われていて非常に迫力があります。世界的に有名なアーティストの村上隆が手がけるアニメーションPVも必見です。(4.0/5.0)

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5.all the good girls go to hell

他の楽曲と比較すると割と淡々と歌われており、歌詞の内容を味わいやすい一曲。「良い娘はみんな地獄行き」というタイトルが目を引きますが、歌詞の内容は宗教に言及したなかなかに難解なものとなっています。別に「リア充爆発しろ!」みたいな浅い内容ではないです笑。(2.5/5.0)


6.wish you were gay

こちらもタイトルから内容が気になりそうな一曲。振り向いてくれない男性に対して「あなたがゲイだったら諦めもつくのに」と嘆く内容になっています。ことわざや気の利いた言い回しも含めて1〜12の数を歌詞に散りばめて歌われており、その見事さが個人的にかなりお気に入りの一曲。(3.5/4.0)


7.when the party’s over

パーティーから帰る時に恋人?の男性に電話をかけても繋がらず一人寂しく帰るという内容。MVはBillieがコップに入った真っ黒の液体を飲み干し、直後に真っ黒な涙を流すという衝撃的な内容となっています。地味に先行シングルとしてHot100に残り続け、現在滞在22週目(そこそこ長い)にして39位。個人的にここからの粘りに期待しています。(2.5/5.0)

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とりあえず今回は前半の7曲をレビューしてみました!後半についても近日中に書きたいと思っています。"bury a friend"などの注目楽曲もあるのでぜひお楽しみに。

 

ではでは。

Aimerのアルバム"Midnight Sun"全曲レビュー!

 こんにちは!かものはしです。

昨日からついに大学が始まり、40分くらいかけての通学生活が始まってしまいました…。とはいえ、通学中は往復でアルバム1枚ぶんくらいの音楽が聴けるので、音楽ライフ的には結構充実してるかも。

 

これからはそんな通学中にかものはしが聴いたアルバムをちょくちょくレビューしていきたいなと思ってます。今回はそのアルバム企画の第一弾!かものはしが愛してやまないAimer(エメ)の2ndアルバム、「Midnight Sun」のレビューをしていきたいなと思ってます!Aimerさんといえば二日前に新作アルバム「Sun Dance」と「Penny Rain」を発表したばかりで過去作のレビューをするにはなんとも間の悪いタイミングであるような気はするものの、できるだけ魅力が伝わるような記事にしたいなと思っているのでどうか読んでやってくださいな。

 

アルバム自体はこちらからチェック、試聴できますので未試聴の方はぜひ。

アルバム全体としての感想

1stアルバム「Sleepless Night」に引き続いてしっとりとした、かつ力強いAimerさんの歌声が存分に楽しめる楽曲でまとめられた1枚。アルバムタイトルの「Midnight(真夜中)」と「Sun(太陽)」がそれぞれしっとりとした曲調と力強さを表しているのでしょう。

最近のAimerさんはテンポ早めな楽曲への挑戦も結構見られ、ライブではそういった曲も聴けると盛り上がって楽しいのですが、このアルバムを聴くとやはりAimerさんの原点はここにあるのかなと改めて感じます。ゆったり目の楽曲がお好きな方には迷わずにオススメできる1枚で、Aimerさんの心地よく揺らぐ歌声を最大限に堪能できるバラード曲の数々を楽しめること請け合いです。

 

ここからは各楽曲につき一言ずつ、かものはしの印象点(平均2.5、5点満点。個人の好み全開なのであくまでも参考まで。)とともにご紹介していきたいと思います。

 

1.WHEN YOU WISH UPON A STAR -prologue-

イントロは有名な「星に願いを」。Aimerさん、英語の歌詞が似合うなぁ…(2.0/5.0)

 

2.眠りの森

 シングルにもなっている一曲。このアルバムでは珍しく明るめの曲調で、「先へ進む」という決意が歌われています。(2.5/5.0)

 

3.七月の翼

 このアルバムでは唯一、百田留衣さんが作曲を手がけている一曲。中島美嘉さんの「ORION」などの有名曲も担当した作曲家で、中島美嘉さん好きの身としては嬉しい組み合わせでした。(3.0/5.0))

 

4.words

長さ6分に迫る大作。恋人との決別を歌った楽曲で、切ない歌詞と歌声が非常に心に沁み入ります。このジャンルではまさに王道といった雰囲気の楽曲で、個人的にかなり好みの1曲です。(4.0/5.0)

 

5.Cold Sun

リズムよく言葉を重ねていく曲調がこのアルバムの中ではなかなか印象的。「誰かを守りたい」という思いが緊迫感を持って表されています。タイアップとかは特に無さそうですが、アニメとかの主題歌に使われたりしたら名曲として残りそう。これもかなり好み。(4.0/5.0)

 

6.AM03:00

ジャズ調のメロディーが特徴のムーディーな一曲。 サビでのファルセット気味の高音はAimerさんの楽曲ではなかなか貴重かも。(3.0/5.0)

 

7.小さな星のメロディー

素直な愛を歌にしたらできた、といった感じの一曲。素朴な印象を受けますがこの曲にはその雰囲気がよくあっていると思います。婚活か何かのCMに起用されていたような。(3.0/5.0) 

 

8.VOICE

words同様失恋ソングですが、こちらは未練が残っていそうな感じ。サビの「どうして…」の繰り返しが物悲しく、耳について離れません。曲を通じて流れるピアノの旋律も雰囲気作りに大きく貢献していると思います。(3.5/5.0)

 

9.RE:I AM

SawanoHiroyuki[nZk]さんとのコラボ。1回目のサビは歌声だけ、2回目以降は澤野さんのサウンドが合わさるという工夫が個人的にすごく印象的かつお気に入り。その壮大さも相まって、1回目のサビでは宇宙を漂うかのような感覚が味わえるかも。(4.0/5.0)

 

10.StarRingChild

こちらもSawanoHiroyuki[nZk]さんとのコラボで、揃って「機動戦士ガンダムUC」の主題歌に起用されています。どちらも神曲と呼んで差し支えない出来栄えですが、個人的にわかりやすく「イイ!」と思えるのはこっちで、何度も聴いてじわじわ良さが分かるのがRE:I AM。(4.5/5.0)

 

11.星の消えた夜に

控えめではあるもののサビのエレクトロサウンドはこのころのAimerさんの楽曲としては珍しく印象的。サビの声量も控えめで、全体通して静かめな楽曲です。(2.0/5.0)

 

12.Iris

「Good night... 」の「...」の部分の伸ばし方がすごくどこかで聴いたことがある気がしているのですが、なかなか思い出せずにこのことばかり印象に残ってしまっている一曲。聴くと勝手にモヤモヤしてます笑。(2.5/5.0)

 

13.WHEN YOU WISH UPON A STAR

イントロに時計のチクタク音が加わり、何だかお別れという感じがしたのが印象的でした。(2.0/5.0)

 

いかがだったでしょうか。聴いたことのあった方もそうでない方も、このレビューをみて共感していただけたりアルバムに興味を持っていただけたりしたらこれほど嬉しいことはありません。

 

今後も度々アルバムレビューをしていきたいと思っています!もしレビューしてほしいオススメのアルバムなどありましたら、コメントしていただければ記事にさせていただくかもです。

 

ではでは。 

天才的なセンスを感じるオススメ邦楽5選!

こんにちは。かものはしです。

 

今回はジャンルにとらわれす、かものはしが素直に「これはすごい!」と楽曲の作り手やボーカルの突き抜けた才能やセンスを感じた曲を5曲集めてみました。すごく抽象的な表現ではありますが、特にサビはイチオシの出来を誇る曲ばかりです。かものはしの音楽ライフを通して見ても圧倒的に良くできてる曲を集めたので、聴いて後悔させることは絶対にありません!ぜひ一度お試しあれ。

 

アニソンと洋楽大好き人間がJpopを紹介するということもあり、同じジャンルを聴く方はこの記事に載っている曲が新たに好みにハマる可能性も大いにあるかも…?

それでは、どうぞ!

 

ピースサイン / 米津玄師

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飛ぶ鳥を落とす勢いの米津玄師ですが、個人的に最も印象に残った曲はこれ。軽快なメロディ、何かに立ち向かう強さを感じさせる独特の言い回しが光る歌詞、高音パートのサビの爽快感と三拍子の揃った佳曲だと思います。これもよく売れた曲だとは思いますが、これよりも強いヒット曲を複数持っているところが米津さんの凄いところ。どんだけ引き出しあるんだ…

かものはしはまだ米津玄師の存在すら知らなかった時にたまたま店のBGMでこの曲を聴き、キャッチーなサビに惹かれて即検索。今では米津ワールドにどっぷりハマるファンの一員です。一度でいいからライブ行ってみたい…

 

シャルル / バルーン

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本ブログ初となるボカロ。ボカロソフトのflowerは割と人の声に近い声を出せるソフトだと思うので、ボカロに苦手意識のある方にも食わず嫌いせずに聴いてもらいたい一曲。イントロからの鳴り響くギター音がめちゃめちゃカッコいいのと、サビのボカロならではのスーパーハイトーンボイスの2つが大きな魅力となっている一曲です。カッコいいメロディとはやや対照的ながら、歌の内容は男女の愛情のすれ違いを歌ったものとなっており、これまた味わい深い仕上がりとなっています。

味のある風刺イラストで人気のアボガド6が手がけるビデオは本当に美しいので必見。ただでさえ素晴らしいこの曲の価値を大きく引き上げてくれていると思います。サブカルならではのクリエイティブでいいビデオが制作されることの多いボカロというジャンル、これからも繁栄して欲しいですね。

 

 

白日 / King Gnu

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今個人的にイチオシのKing Gnu(キングヌー)のこの楽曲、彼らの楽曲の中でも突出したセンスを感じられる仕上がりとなっています。最大の特徴はその独特の構成でしょう。従来の「Aメロ→Bメロ→サビ」のようなだんだん盛り上がっていく構成をとっておらず、イントロのボーカルソロが終わってからのパートはどれをとっても非常に耳に残るものとなっており、聴けば彼らの表現の多彩さはもちろん時代の一歩先を行った音楽性が感じられることでしょう。歌詞は理解できるようでなかなか難しい内容を扱っている印象。前向きなのか後ろ向きなのかもなかなか意見が分かれそうなところですが、「これまでの自分を受け入れて先へ進もう」というメッセージが根底にある曲だとかものはしは解釈しました。

つい先日最終回が放送されたドラマ「イノセンス」の主題歌にも起用されたこちらの楽曲、Apple Musicでは首位争いをするほど人気のある楽曲となっています。昨年から話題にはなっていたバンドではありますが、今年は本格的にブレイクしてきそうです。これからが本当に楽しみなアーティストですね。

 

バッハの旋律を夜に聴いたせいです。 / サカナクション

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実はかものはしが始めてラジオで聴いた曲がこの曲。ボーカルで作詞作曲も手がける山口一郎が織りなす不思議な世界が魅力です。全体としてはEDMの要素も交えたノリの良いサウンドに乗せて淡々と歌われており、あまり変化の多い楽曲というわけではないものの、サビのコーラスがいいアクセントとなっており飽きが来にくくて何度も聴きたくなる一曲だと思います。

ビデオも楽曲の不思議な世界観を反映したものとなっており、歌詞と映像の意味を考えながら観るとより一層深い世界へと入っていけると思います。サカナのビデオは示唆に富んだ内容のものが多く、観ていて本当に楽しいですね。

 

朝焼けと熱帯魚 / ぼくのりりっくのぼうよみ

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 今回のラストを飾るのはこちらの一曲。邦楽としては人気の出にくい印象のあるラップ曲ではあるものの、メロウなサウンドに乗せたメロディアスかつテンポのいい流れるようなラップは既存のラップ曲のイメージを崩してくれるかも。とにかくスタイリッシュでお洒落な雰囲気を感じる一曲で、特にサビ終盤「つかの間の幸福を〜」での畳み掛けるようなテンポの良さはハマると頭にすごく残ると思います。

実はアニメ「刻々」のEDだったりもします。(かものはしは初めそのことを知らずに聴いて好きになりました。)この曲を歌う弱冠21歳のラッパーであるぼくのりりっくのぼうよみは今年始めに音楽活動を終えてしまいましたが、彼の生み出した音楽のインパクトはしばらく音楽界に残り続けるのではないでしょうか。

 

以上5曲、いかがだったでしょうか。これからもジャンルにとらわれない形式の記事はちょくちょく書いていきたいなと思ってます。世界を広げてみたいリスナーの皆さんはこれからもぜひお立ち寄りくださいな。

 

ではでは。

 

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「朝焼けと熱帯魚」が収録されているアルバム「Fruits Decaying」のジャケット。ぼくりりのジャケットはトリックアートのようになっているのが特徴で、見ていて楽しい。